退職者がでたら会社はどういった手続きをするの?現役の人事労務がご説明いたします

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この記事では退職者が出た際に会社ではどのような対応を行うかご紹介いたします。

「会社辞めます!」

スキルアップのために転職する方、新しい人生を踏み出す方、はたまた少し疲れたから休もうと会社を辞める方、たくさんいらっしゃいますよね。

特に賞与の支給が終わった時期だとたくさん退職者が出ます。みなさん人生に計画的ですね。

そこで今回は退職者が出た際に人事労務ではどのような手続きを行っているかご紹介できればと思います。

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退職者

退職者の連絡をうけると人事労務の方では主に4つの業務を行います。

  • 社会保険の喪失手続き
  • 雇用保険の喪失手続き離職票の発行の手続き
  • 退職金の計算

他の会社だと退職の引き留めだったり退職の案内を作ったりするかと思いますが僕が勤めている会社では他の部署がやってくれているので上記の業務だけです。

順にご説明いたします。

社会保険の喪失手続き

ここでいう社会保険とは健康保険と厚生年金保険のことです。

要するに健康保険証のことと年金のことと考えてもらっていいと思います。

被保険者資格喪失届という書類に退職者の情報を記入して日本年金機構及び加入している健康保険組合に提出します。

健康保険・厚生年金保険 被保険者資格喪失届

引用元:日本年金機構

記入する項目が

  1. 被保険者番号
  2. 氏名
  3. 生年月日
  4. マイナンバー
  5. 喪失年月日
  6. 喪失原因
  7. 保険証回収

上記7つです。

日本年金機構に事実が発生してから5日以内と記載がありますが、要するに会社は従業員の退職日から5日以内にこの書類を提出しなければなりません。

雇用保険の喪失手続き

雇用保険とは会社の従業員の方が退職した際の失業保険をもらうために支払っている保険です。

下記の書類に記入を行っていきます。

雇用保険費保険者資格喪失届記載例

記入例:雇用保険被保険者離職票

引用元:ハローワーク

雇用保険の資格喪失は2枚書類があり、1つ目が雇用保険資格喪失届、2つ目が雇用保険被保険者離職票です。

雇用保険資格喪失届は名前の通り、雇用保険を払う資格がなくなりました(会社を辞めました)という書類です。

記入する項目が

  1. 離職年月日
  2. 喪失原因
  3. 離職者交付希望
  4. 補充採用予定の有無(無なら空白)
  5. 個人番号
  6. 被保険者氏名
  7. 被保険者の住所又は居所
  8. 被保険者でなくなったことの原因又は氏名変更年月日

他の項目は既に雇用保険資格喪失届に入力されていると思います。

次に雇用保険被保険者離職票は「会社を辞めたよ。前の会社では一か月にこのくらい勤務をしてこのくらいのお金をもらっていたよ」という書類です。

特に失業保険では雇用保険被保険者離職票をもとにもらえるお金が決まるので会社から送られてきたらすぐに近くのハローワークにもっていきましょう。

記入する項目が

  1. 被保険者番号
  2. 事業所番号
  3. 離職者指名
  4. フリガナ
  5. 離職年月日
  6. 事業所氏名、所在地、電話番号
  7. 離職者の住所又は居所、電話番号
  8. 被保険者期間算定対象期間

上記8つです。被保険者期間算定対象期間の記入が欠勤や休職があるとわりと手間です。

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退職金の計算

会社によって退職金がでたりでなかったり、またでるにしても規定が会社によって違うと思うので僕が勤めている会社を例に説明いたします。(掛け率は多少変えています)

下記の画像を参考にしていただきたいのですが、こちらの通りに退職金の計算を行っていきます。

勤続年数が1年というのは~1年までの勤続年数なら1年働いたとみなして(8か月勤務でも1年の勤務とみなす)毎月の給与に1.0を掛けたものが退職金という計算になります。

ここで退職金の計算の例をご紹介いたします。

例)Aさん 
勤続年数:3年4か月→4年とみなす 
毎月の給与:25万円
計算式:25万円×4=100万円

この人は4年勤めて退職金が100万円もらえるってことですね。…もらいすぎじゃないですか?(掛け率を多く設定しすぎました)

他の会社だと掛け率が大幅に変わってくるので4年勤めただけで100万円の会社はなかなかないと思います。あったら転職させてください。土下座でも何でもするので。

さいごに

いかがだったでしょうか。今回は退職者がでたら会社はどういった手続きをするのかをご紹介いたしました。

実際に手続き自体はそんなに面倒なものではありません。ただ離職票に関してですが賃金額を間違えて記入をされていると失業保険でもらえる額が変わってきてしまうので、離職者の方は離職票をもらったさいにはなるべく賃金額の欄を確認するようにした方がいいかもしれないです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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