会社の花形の部署とも言われる「人事」は転職でとても人気ですね。
会社の根幹にある「ヒト・モノ・カネ」の中での「ヒト」を扱う部署であることから未経験からの転職は難しいとお考えのの方も多いのではないのではないでしょうか。
人事は大きく分けて「採用」と「労務」の2つの面があります。細かく分ければもっとありますが。
僕は人事の「労務」の部分、いわゆる給与計算や社会保険関連、入退社の業務を行っております。
今回は人事の中での「労務」への転職を考えている方へ記事を書いてみました。よろしければご覧になってください。
人事労務への転職は可能か?
結論から申し上げると未経験からでも転職は可能です。人事の中でも「採用」の部署は会社によりけりですが社長や役員の次に偉いとされている会社も多いので、どうしても経験が必要だったりもともと営業の方が採用される傾向にあります。
比べて人事労務は性格の向き不向きあれど過去の職業の「実績」が求められる部署ではないので、転職は「採用」に比べると容易かと思います。
専門的な知識は入社後に身に着ければいいので、未経験者でもチャレンジはしやすい部署です。
ちなみに僕は未経験で入社し、入社前に下記の本を読んで勉強しました。17-18年度版だった気がします。初心者にもわかりやすく丁寧に書いてあるのでお勧めです。
人事労務のやりがい・向いている人は?
労務関係の知識がつく
自分がどんな風に給与をもらっているかや社会保険がどのように給与から引かれ国に積み立てられているか等のお金の流れを学ぶことができ、就業規則等の作成に携われることができれば労働法や会社法の知識がつきます。
こういった自分自身で積み上げた知識が業務に直結するところがやりがいです。
また労働法や社会保険や税金関係の知識の深い理解が必要になってきます。法改正や法律の知識を日々学んでいく必要があるので、労働関係や税金関係のスペシャリストになりたい方にはぜひお勧めです。
業務を通して数字に強くなる
人事労務の業務には給与計算・社会保険の計算・勤怠の計算等、数字に関わる仕事がたくさんあります。
また上記の仕事は毎月必ず行う業務で期日も決まって行う業務です。
どの仕事も「1円」のミスも許されるものではないのでプレッシャーにはなりますが、スケジュール通りにミスもなく行うことができればそれが自信になって力になっていきます。
どの業種・職種でもミスは許されるものではないので、こういった力を養っていけるのは大きな魅力です。
人事労務になるために求められるスキルは?

正直なところ具体的なスキルは必要ありません。
なのでこういったスキルがあると尚良いというレベルです。
スキルは入社した後につけていけば問題ありません。
コミュニケーション能力
一般的には他の人と協力して業務を行っていくのでコミュニケーション能力が求められます。
給与計算は他の部署から勤怠の情報を頂いたり、社会保険の業務は必要な情報を本人や本人が属する部署から頂かないといけません。
相手はプロではないので情報を頂く重要性や、情報が間違っていたらどの部分が間違っているのかと正確に伝える必要があります。
また入社者の手続きの案内をすることもあるので言葉遣い等のビジネスマナーや緊張を和らげる雰囲気等の広義の意味でのコミュニケーション能力も必要です。
トラブルの処理能力
人事労務の仕事は間違えてはいけない業務ばかりですが、人が行う以上どうしてもミスが起きてしまう場合があります。
そういった時にどのようにトラブル処理を行っていくかという能力が求められます。
仕事をミスした際には、
- どの部分を間違ったか
- 原因
- 対応策
ざっくりですが上記の3点を本人、もしくは本人の上司に伝える必要があります。
ミスが起きたときには早急に対応する必要があるので如何にスピード感をもって事実確認をして対応していけるかが必要になってきます。
秘密を守る姿勢
人事労務の業務は給与をはじめ、従業員のプライバシーに関わる仕事が多いです。
従業員の生年月日から家族構成すべてに関わります。
秘密を守る姿勢をもち従業員から信頼を得る必要があります。
PCスキル
特別なPCスキルは必要ありませんがExcel(エクセル)、Word(ワード)、メールの基本操作はできた方が吉です。
また人事労務は給与計算ソフトを導入している会社も多いので使い方をいちから覚える必要があります。とはいえ難しい操作も必要ないのでテータ入力ができれば十分です。
タイピングはできた方がいいので練習するのがおすすめです。
さいごに
上記で求められるスキルを記述しましたが、あるに越したことはありませんが必須ではないので十分未経験から人事労務の職に就くことは可能です。私がそうだったので。
未経験だけど「人事労務の仕事をしたい!」という方は「未経験OK」の求人から探してみて下さい。
ここまでお読みいただきありがとうございました。